BIOが誕生した理由

ここに至るまでの

ヨーロッパにおける

オーガニック運動の背景には、


産業革命と、

二度の世界大戦によって、

「効率化」と「大量生産」が優先され、


化学肥料や農薬が

大量に使われた結果、


ヨーロッパはこれまでに

経験したことのない


水を含めた農地汚染と、

食品の品質低下を招いた

体験がありました。


そこで伝統的な農法に

再評価の目が注がれたのです。


さらに伝統農法を

有機農法として確立するにあたって、

忘れてはならない3名の人物がいます。


まずオーガニックの歴史を調べると

必ず辿り着くのが、


シュタイナー教育で知られる

オーストリア出身の人智学者、

ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)です。

欧州子育て日記 

画像転載:シュタイナー教育,Wikipedia.


シュタイナーは、

ドイツで計8回にわたって行われた、

通称「コーバーヴィッツ農業講座」において、

 

土壌と生物の相互作用や、

季節や気象という自然現象、


また月の満ち欠けによる太陰暦や、

天体の動きを見る占星術に基づき、

 

人と自然界の一体化を目指し、

農薬や化学肥料を一切使わない
「バイオダイナミック農法」と呼ばれる、

自然循環型の自然農法を提唱した人物です。

これは人や農作物だけでなく、

大地や自然、また地球や宇宙そのものを、

進化する生命体と見なし、


それぞれがひとつの

生命体として尊重され、

調和して生きるための

ホリスティック(全体論)的な農法であり、


この製法を守るものは、

一般のオーガニックワインよりも

特に希少価値の高いワインとして、


「ヴァン・ビオディナミック」

Vin biodynamique)と呼ばれます。

ギリシア神話の女神の名に由来する

「デメーテール(デメター)」という団体が与える

「demeterラベル」も、

「バイオダイナミック農法」で作られた製品です。


欧州子育て日記 

画像転載:Demeter International, http://www.demeter.net/


これはBIO基準に加えて
さらに加工過程にも厳しい基準を設け、

BIOの中のBIO」と評されています。

次にシュタイナーと

入れ替わるように登場したのが、

 

インドで伝統的な農業を学び、

「オーガニック・ファーミング」を

提唱した「有機農業の創始者」、

アルバート・ハワードです。


欧州子育て日記 
画像転載:Albert Howard, Wikipedia.


ハワードはありのままの

自然のあり方を尊重し、

自然を「最高の農業者」と讃え、

 

害虫や雑草を

「農業の教授たち」と呼んでは、

 

化学農薬で除去することなく、

自然全体の中での

それぞれの役割を見出しました。


ハワードは害虫の動きから

土壌の肥沃さを測り、

農作物にとって「不適切」と

思われる状態を修正することで、

 

害虫や雑草が自然と消えていき、

作物や家畜が健康に育つことができる

環境づくりに成功したのです。


これは1940年のハワードの著書

『農業聖典』として結実し、

 

実績をあげた方法論として、

現在でも世界中で

実践研究されています。


続いてオーストリアの医師で

「有機生物学農業」をスイスで発展させた、

ハンス・ピーター・ラッシュが登場します。


欧州子育て日記 

画像転載Hans Peter Rusch (1906-1977), Gil Rivière-Wekstein, BIO FAUSSES PROMESSES ET VRAI MARKETING, http://www.bio-lelivre.com/IMG/jpg/photo-hans-peter-rusch.jpg (2017-02-13)

ハンスは元々大学病院の
産婦人科医でしたが、

ナチスに対抗する

レジスタンス運動員で、


スイスの植物学者であった
ハンス・ミュラー夫妻と協力し、

1940
年から10年間の研究を通して、

有機農法をより実践的に

発展させた方法論を
1952
年に発表しました。


手作業で行う昔ながらの有機農法は、

生産効率の悪さから、
特に戦時中から戦後にかけて、

禁止令が出ていました。

 

その理由のひとつは、

国外へ出る軍隊への食糧供給のため、
そしてもうひとつは、国内に残る、

国民への食糧供給と備蓄のためです。

 

古代から戦いでは食料を蓄え、
兵力が残った方が勝ちです。

 

これらの流れから分かることは、

 

ヨーロッパにおける

BIO(オーガニック)運動は、

 

産業革命による効率化や、

大量生産の実現により、

社会全体の価値観が

大きく変わろうとする時代にあって、

 

これからの世界の方向性を憂い、

方向性を正そうとした知識層によって、

体系化され、

先導された歴史です。


これに関して、

よく語られる逸話が、

 

戦時中、ヒトラーが

シュタイナーの提唱した

「バイオダイナミック農法」は

ドイツ国内で禁止となりながら、

 

一方、

ナチス軍の関係施設では、

研究者による再現や、

成果報告がなされていたというものです。

 

国策としての農業のあり方は

成果や効率を優先し、

国民には有機農法を禁じながらも、

 

その価値を一番よく知っていたのは、

実は禁止した側の立場にある

人間だったという、

実情が浮かび上がります。


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